SNSやブログでは、オンライン英会話での失敗談、ネガティブな意見もよく目にします。なかには実際にオンラインというスタイルが合わなかった人もいるでしょう。
しかし初心者の方が失敗した場合は、オンライン英会話が合わなかったというよりも、心構えや受講するレッスンのスタイルを間違った可能性もあります。
初心者がオンライン英会話で失敗する理由は、(1)英語で話すことの不安(2)聞きとれない(3)言いたいことが言えないの3つの不安から、オンライン英会話を楽しめないことだと思います。
私も初心者の状態で、オンライン英会話をはじめ、例外なく苦労しました。しかし続けることで確実に効果を感じることも出来ました。
今回は初心者がオンライン英会話で失敗する理由と、どのように克服できるか、私の体験談も踏まえまとめました。
目次
1.英語のみで外国人と話すことの不安
日本に在住している外国人講師と違い、オンライン英会話の講師は日本語ができない人がほとんどです。つまりオンライン英会話で英会話を話すということは、いきなり英語のみで会話しないといけないのです。
私自身ほとんど英語が話せない状況で、オンライン英会話をはじめました。そのため、いきなり外国人講師と英語のみで話すということの不安は常にありました。
日本人講師ではじめる
私の場合は不安を抱えながらも、なんとか外国人講師のレッスンで慣れることができました。できることなら、慣れることをおすすめします。しかし外国人講師と英語のみで会話することが不安で、それが原因で英会話自体を続けるのが嫌になるのは残念です。
それなら日本人講師でスタートするというのも一つの方法です。基本的には、日本人講師も英会話のレッスン中は英語で話すはずです。もしも聞き取れない、言いたいことが出てこない場合も、最悪は日本語で話せるという安心感があります。
最初は日本人講師でスタートし、慣れてきたら外国人講師に変更するという選択肢があれば、不安がなくなるのではないでしょうか。
2.言っていることが全然聞きとれない
私は英会話をはじめた当初、講師の言うことが全く分からず苦労しました。たとえそれが簡単な文でも、何を言っているのか聞きとれませんでした。
リスニングの練習を重ねた人でなければ、これは恐らくほとんどの人が経験するでしょう。英語を聞く耳が出来ていないので仕方のないことです。
英語に慣れる
これを克服するためには、リスニングのトレーニングをする必要があります。しかし慣れることも必要です。短い期間で慣れることは難しいでしょう。人によって差はあると思いますが、私は毎日オンライン英会話で話して、少し聞き取れるようになるまでに、半年くらいかかった記憶があります。
ゆっくり話してもらう
英語に耳が慣れるまでは、講師の方にゆっくり話してもらうようにお願いすると良いでしょう。多くのオンライン英会話では、レッスンを予約するときに、要望などを書き込めるようになっています。
講師の人はレッスン前に要望を確認します。慣れないうちは予約の際に、”I’m beginner so speak slowly please” などと書いておけば、講師の人もゆっくり話してくれることでしょう。
タイプしてもらう
ゆっくり話してもらっても分からないこともよくあります。私は最初のころ、先生が’model’と言ったのが全く聞きとれませんでした。日本では「モデル」と言いますが、英語では「マドゥ」に近い感じです。
何回聞いても聞き取れず、結局タイプしてもらってわかりました。講師によっては勝手にタイプしてくれる人もいますが、してくれない場合は、”Could you type it?”と言えば、すぐに快くしてくれます。
3.言いたいことを英語で言えない
ある程度続けていると、耳が慣れてきて講師の言っていることを聞き取れるようになってきます。しかし英語を話すことは聞くこと以上に苦労するもの。言いたいことを英語で言えるようになるまではかなりの時間がかかるでしょう。
簡単なレッスンを選ぶ
言いたいことが言えない場合は、まず自己紹介などの簡単な会話からはじめましょう。多くのオンライン英会話スクールでは、初心者向けの簡単な教材が用意されています。まずは初心者向けの教材ではじめましょう。
例えばDMM英会話では「会話」という教材が用意されています。
レッスンに備え英作文しておく
言いたいことが、とっさに出てこない場合は、レッスン前に事前に教材を確認して、話すことを英語にしておきましょう。
簡単なレッスンなら、言いたいことがすぐに出てこなくても、ゆっくり考えたら分かるものです。準備するだけで大分話すのが楽になります。
初心者がオンライン英会話でやらない方が良いこと
1.フリートークレッスン
フリートークレッスンは簡単に見えて、難易度が高いです。またフリートークではあまり単語や文法が成長しません。フリートークは中級者以上が楽しむもの。初心者のうちは避けましょう。
2.分かったふりをする
これは私も今でもたまにやってしまうのですが、何について質問されているか分からないのに、「YES」などといって合わせること。これは絶対にやらないほうが良いです。
分かったふりをすると、講師の方は分かっていると思って会話を続けます。分からないときは、「I’m sorry?」と言って、聞き直しましょう。そうすると講師は丁寧に説明してくれるでしょう。
3.全てを理解しようとする
自分に対する質問は、何について聞かれているのか、はっきりしたほうが良いです。しかし相手の言っていることは、多少分からなくてもニュアンスが分かれば、聞き流して問題ありません。
一語一句理解しようとして聞き直すと、会話のテンポが悪くなり、英会話を楽しむことが出来ません。相手の言っていることの70〜80%くらい分かっていれば、会話は成り立ちます。
英会話は、テンポよく会話できるようになると楽しくなってきます。全て理解しようとすることは良いことですが、それは一人で勉強するときにやりましょう。会話では全てを理解するよりも、テンポを大事にしましょう。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
英語を話せるようになりたければ、英会話をたくさんすることが必要。これは誰もが避けて通れない道です。オンライン英会話は、英会話の頻度や習慣化にとても有効的です。
私も英会話の初心者からオンライン英会話をはじめたので、初心者の方の悩みや不安はよく分かっているつもりです。
今回の私の体験談が、オンライン英会話の有効活用に役立てば、とてもうれしく思います。