合間に覚える英会話

知っておきたいオンライン英会話スクールのシステムの違い

今回はオンライン英会話スクールが採用しているシステムについて考えたいと思います。ここでいうシステムというのは、SkypeやZoomなどの講師と生徒の接続方法のことです。

長年WEBサイトのデザイン・システム構築に携わってきた立場から、オンライン英会話のレッスンで採用されているシステムの種類と、その特徴やメリット・デメリットをまとめました。

あくまでも一般的な話になりますので、特異なケースによっては当てはまらない場合もありますことはご了承ください。

オンライン英会話のシステムの重要性

 オンライン英会話スクールが採用しているシステムの違いは、あまり考えたことはない人が多いのではないでしょうか。

各スクールのシステムの違いは、オンライン英会話スクールを決めるうえでは、重要事項ではないかもしれません。しかし私はオンライン英会話スクールを選ぶポイントの1つとして、システムの違いも考慮しています。

システムの違いにより教材の使い勝手に差が出てたり、採用しているシステムを見ることで運営会社の財力や取り組みをはかることもできます。

オンライン英会話で採用されているシステム

現在オンライン英会話スクールで採用されているシステムは、以下の3つのどれかになります。

1.サードパーティ製

SkypeやZoomなど、他社が開発したアプリケーションです。スクールの運営会社にとっては開発コストが圧倒的に安いという大きなメリットがあります。利用者の立場においては、機能面で他の2つに劣るというデメリットも持っております。

2.WEBアプリケーション

ブラウザで動くアプリケーションです。サードパーティ製に比べ自由度が高く、レッスンに便利な機能を導入することが可能になります。また利用者は特に何のアプリケーションもインストールする必要がなく、ブラウザでレッスンを受けられるというメリットがあります。

3.ネイティブアプリケーション

各デバイスにインストールするアプリケーションです。利用者は、App Storeや、Google Playなどでスクール専用のアプリケーションをインストールする必要があります。WEBアプリケーションよりもさらに自由度が高くなります。

各レッスンシステムの比較

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  サードパーティ WEBアプリ ネイティブアプリ
開発費用 無料 高い 最も高い
保守費用 無料 高い 最も高い
インストール 必要 不要 必要
利便性 低い 高い 最も高い
機能性 低い 高い 最も高い

開発費用

開発費用は運営会社が初期投資として必要な費用で、利用者には直接関係はありませんが、間接的には影響してきます。

サードパーティ製は安い、というよりも無料です。スクールの運営会社にとっては、レッスンのための開発費用がかからないというメリットがあります。利用者にとっては、レッスン料金が安くなるというメリットを受けることが出来るかもしれません。

一方、WEB・ネイティブアプリケーションは、どちらも莫大な費用がかかります。憶測にはなりますが、数千万円の予算が必要になると思います。

しかし自社用のWEB・ネイティブアプリケーションを作成しているということは、それだけ運営会社に財力がある、オンライン英会話にかなり力を入れて取り組んでいると考えて良いでしょう。

スクールの財力や取り組む姿勢は重要

オンライン英会話スクールが閉校になるのは珍しくありません。私は利用中のオンライン英会話スクールが、サービスを終了したのを経験しました。経済的損失はなかったとは言え、それまで積み上げてきたお気に入りの講師や、教材などが全てリセットされました。

また一から別のスクールではじめる手間を思うと、オンライン英会話をやめようかとも思いました。それ以降、スクール選びにおいて財力と取り組む姿勢は重視しています。

保守費用

これも同様に直接関係するのは運営会社です。サードパーティ製は保守費用もかかりません。基本的にアプリケーションを作っている会社がやってくれるからです。

それに対して、WEB・ネイティブアプリケーションは作ったら終わりではなく、常にメンテナンスをする必要があります。新たな不具合が見つかったり、ブラウザやOSのアップデートの度に不具合が出たりするからです。

開発費用と同様に、WEB・ネイティブアプリケーションを導入しているスクールは、保守にもかなりの費用をかけています。特にネイティブアプリケーションは、アップデートが多く、最も費用がかかるシステムとなります。その分レッスン料金が高くなる可能性は否めません。

インストール

インストールが不要なWEBアプリ

利用者側の最初の負担として、アプリケーションのインストールがあります。WEBアプリケーションはブラウザを使うため、アプリケーションのインストールは不要です。

サードパーティ製は必要になりますが、SkypeやZoomなど広く普及しているものが採用されているので、すでに入っている可能性も高いでしょう。ネイティブアプリケーションは、App StoreやGoogle Playでインストールする必要があります。

利便性

イントールの面では、一番手間になるネイティブアプリケーションですが、一度インストールしたあとは最も利便性が高くなります。どれも大きな手間ではないですが、毎日のことなのでちょっとした利便性の違いも、軽視できません。

サードパーティ製は何かと手間がかかる

 以前はSkype、最近はZoomを使ったスクールが多いですが、どちらもオンライン英会話スクールとは別にアカウントが必要なので、2回ログインする手間がかかります。大きな手間ではないように思うかもしれませんが、もしパスワードなどを忘れたりするとかなりの手間になるでしょう。

Zoomの場合は、毎回ログイン用URLが発行されるので、そこからアクセスしないとレッスンを受けれないという面倒な部分もあります。

レッスンの予約〜受講まで1つで完結

またサードパーティ製は、レッスンの予約はブラウザ、レッスンの受講はアプリケーションと別れているので、別々に立ち上げる手間もあります。それに対し、WEB・ネイティブアプリケーションの場合は、1つのアプリケーションで、予約から受講まで行うことができます。

ブラウザを使うWEBアプリケーションも便利ですが、アイコンをクリックすればすぐにレッスン画面にアクセスできるネイティブアプリケーションが最も便利です。

機能性

サードパーティ製はアプリケーションの機能に依存するため、英会話レッスン用に機能を追加することはできません。それに対し、WEB・ネイティブアプリケーションは、自社のレッスンに合わせて開発することができることができます。これは利用者にも大きく影響します。

質問や説明などが伝わりやすい

利用者への影響の一例として、講師・生徒間で教材の同期が可能になります。この機能により、生徒への説明、講師への質問が格段に伝わりやすくなります。

テキスト内のある部分について、質問したり説明を受ける場合、SkypeやZoomでは、テキストをカメラに向けて説明したり、チャットで入力するという方法を使います。それに対しWEB・ネイティブアプリケーションの場合は、デバイス上で選んだりクリックしたりするだけで、相手に伝わるのです。

例えば講師が「この写真を見てください」と言って写真をクリックして拡大すると、生徒側のデバイスでも拡大されます。生徒がある文をドラッグで選択して「この文についてですが・・」といえば、講師側のデバイスでも、選択されいている文がハイライトされていて一瞬で伝わります。

通知が可能なネイティブアプリケーション

WEB、ネイティブアプリケーションは、どちらも各スクールの要望に合わせて、便利に作ることが出来ます。しかしWEBアプリケーションは、ブラウザでJavascriptというプログラムを使って動かすため、一定の制限がかかります。それに対しネイティブアプリケーションは、制限はほぼありません。

では実際にどのような違いが出るか、1つ例を出して説明しましょう。

例えば予約していたレッスンがキャンセルされた場合、WEBアプリケーションではそれをユーザーに通知することはできません。そのためメールアドレスで通知するという方法をとります。しかしネイティブアプリケーションの場合は、直接OSに対して通知を行うことができます。スマホやタブレットでは、通知として待受にも残ります。メールアドレスを介さないので、よりダイレクトに伝えることができます。

ただ利用者目線でいうと、通知がダイレクトに受け取れる以外にあまり違いを感じることはないかもしれません。

※ブラウザで通知する機能もありますが、対応していないブラウザもあり、まだ時期尚早という印象です。

まとめ

最後まで読んでくださりありがとうございました。今回はオンライン英会話をシステムという切り口で考察してみました。

どれが一番良いかは一概には言えませんが、利用者にとって最もメリットがあるのはWEBアプリケーションではないかと思います。

新しい技術のため、まだ採用しているスクールは少ないですが、機能的にはネイティブアプリケーションと並みにメリットがあり、開発・保守費用はネイティブアプリケーションほどかからないので、その分レッスン料金も抑えることができると思うからです。

もしあなたが今サードパーティ製のシステムでレッスンを受けているなら、一度WEB・ネイティブアプリケーションを採用しているスクールを体験してみることをおすすめします。

レッスンの利便性が上がるメリットは、オンライン英会話を続けるうえで大きいものになると思います。

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このブログを書いている人
ノエル博士

WEBデザイナー・デベロッパー。2000年にWEB業界に転身後、2008年フリーランスに転向。ビジュアルデザイン、UI/UX、フロントエンド、バックエンドの全てを一人で担当。大小含め数百のWEBサイトの制作に関わる。

2011年オンライン英会話を中心に英会話の勉強を始動。それ以降、週4〜5回のオンライン英会話と、週一回のネイティブとのレッスン、ポッドキャストによる勉強を継続中。2014年アメリカ、2015年イギリスに渡り自身の英語力を試す。

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