“初心者がオンライン英会話で英語を話せるようになるのか?”
断言します。可能です。なぜなら、私自身が初心者からオンライン英会話で英語が話せるようになったからです。
しかし決して簡単ではありませんでした。そして時間がかかりました。この記事では、初心者の方がオンライン英会話をはじめて、悩む・つまずく2つの問題にフォーカスして、アドバイスしたいと思います。
- どの国籍の講師を選べば良いか?
- どうすれば話せるようになるのか?
私の体験が、オンライン英会話に興味を持たれている初心者の方の励みになれば、とても嬉しいです。
目次
どの国籍の講師を選べば良いか?
初心者はどの国籍の講師を選べば良いでしょうか?
私のおすすめは、①フィリピン人講師、②日本人講師です。どちらが良いかは、レベルや性格次第と思いますが、それぞれの特徴をあげておきます。最終的には、体験して良いと思う方を選べば良いでしょう。
フィリピン人講師ではじめる
英語の読み書きがある程度できる方なら、いきなり英語のみでレッスンすることも可能でしょう。私のおすすめは、フィリピン人講師ではじめることです。
フィリピン人講師をおすすめする理由
- 英語力が非常に高い
- まじめで指導熱心
- レッスン料金が安い
フィリピン講師は、英語力が高く、性格も控えめでフレンドリーな人が多く、日本人と相性が良いと思います。採用しているスクールも多いので、選択肢も多く、レッスン料金も安価に収まります。
他のノンネイティブの講師はダメなの?
フィリピン以外のノンネイティブの講師はどうなんでしょうか?
結論から言うと、他の国籍の講師でも問題はありません。東ヨーロッパを中心に、フィリピン以外のノンネイティブの講師もたくさん存在します。
しかし採用しているスクールや、レベルや指導の姿勢などを考えると、フィリピン人講師が一番良いと思います。
日本人講師ではじめる
2つ目のパターンは、日本人講師ではじめることです。
できれば英語のみでレッスンを受けるほうが、メリットが多いのですが、いきなり英語のみでレッスンを受けることの、不安もよくわかります。
そういう場合は、日本人講師と日本語も交えながら、レッスンを受けることからはじめても良いでしょう。いざという時に、日本語が使えることで、不安は解消されるでしょう。
慣れてきたら外国人講師へ
ただずっと日本人講師からレッスンを受けるのではなく、慣れてきたら外国人講師に変えることを私はおすすめします。
コスト的なこともありますが、”日本語が使える”というのは、英語を話す時間が少なくなる、英語で話そうとする力を妨げる、などのデメリットでもあるからです。
ネイティブ講師はダメなの?
ネイティブ講師からレッスンを受けるメリットは多いのですが、以下の理由から、初心者にはあまりおすすめしません。
- レッスン料金が高い
- 会話の速度が早い
- 指摘が少ない
初心者の頃は、とにかく会話する頻度が重要です。ネイティブ講師を選ぶあまり、頻度を下げるなら、ノンネイティブで頻度を上げる方が良いです。
さらにネイティブ講師は、会話の速度が早く、間違いの指摘が少ない傾向にあります。発音や文法のミスは、しっかり指摘してもらう方が成長につながることは言うまでもありません。
どうすれば英語を話せるようになるのか?
逆の発想で、”なぜ英語が話せないのか?”と考えてみましょう。
多くの初心者が英語を話せない理由、それは主に2つの壁にぶつかるからです。
- 聞き取れない
- 言いたいことを言えない
私自身、どちらもまだ乗り越えられたという訳ではありませんが、ある程度は克服できたと思います。
英語を話せるようになるためには、どちらも乗り越えないといけないのですが、まずは、”聞き取れない”を克服、つまりリスニングを鍛えるのが良いと思います。
まずはリスニングを強化
私は英語を話すための努力は一旦保留して、リスニング力を鍛えることに専念しました。
リスニング力を鍛える方法は、音読やシャドーイングなどいろいろあります。
どちらも効果的なのは分かるのですが、私は、机に座って英会話のための勉強の時間をとるのが嫌でした。それが負担になって、英会話自体が嫌になると思ったからです。
代わりに、移動時間や、お風呂に入っているときなど、何かをしながらリスニング力を鍛える方法をいろいろやりました。最も効果を感じたのは、Podcastとスマホアプリです。
レッスンで対策したこと
リスニング力が上がったと感じるまでは、数ヶ月かかりました。この期間は、講師の言っていることがほとんど分からず、オンライン英会話のレッスンが苦痛に感じることもよくありました。
レッスン中に少しでも聞き取れるようにするために、やっていたことは主に3つ。
- ゆっくり話してもらうようにリクエストする
- 分からないときは聞き直す
- タイプしてもらう
こういうリクエストをよく察してくれて応えてくれるのも、フィリピン人講師のメリットです。
リスニングから鍛えた方が良い理由
なぜリスニングから鍛えた方が良いのでしょうか?理由は、主に3つあります。
- 聞こえないと会話がはじまらない
- 一人でも鍛える方法がいろいろある
- 聞こえたらなんとかなる
そもそも会話は、①聞く ②考える ③話す、という3工程の連続。つまり、リスニングを鍛えないと、2つ目以降の工程に進めず会話が成立しません。
リスニングは、教材や、Podcast、youtubeなど、様々な方法で一人で鍛えることができます。決して簡単ではありませんが、根気よく取り組むことで、効果は出やすい、つまりモチベーションが維持しやすいです。
そして相手の言っていることが、聞こえるようになれば、単語を並べただけでも意味は通じます。つまりリスニングさえ克服できれば、いちおう英語でコミュニケーションはとることができるのです。
スピーキングは慣れと時間が必要
もう一つの壁である、”言いたいことを英語で言えない”、スピーキングを克服するのは、容易ではありません。リスニングよりもさらに、慣れと時間が必要です。
そして、リスニングが一人でも練習できるのに対し、スピーキングは相手がいないと十分な練習ができません。
私は13年目に入った今でも、簡単なことが言えなかったり、言葉がつまることはよくあります。もちろん、始めた当初に比べたら、かなり言いたいことが言えるようになりました。
話せなくてもレッスンを受ける方法
では、話せない状態でどうやってレッスンに臨めばいいのでしょうか?
私は即興で話すことはあきらめ、言いたいこは事前に用意することを提案します。以下は英語が全く話せない私が、レッスンでやったことです。
- フリートークは避ける
- カンペを用意する
オンライン英会話をはじめて数ヶ月(数年かも?)は、フリートークは避けて、質問形式の教材でレッスンを受けていました。あらかじめ聞かれることが分かっているので、備えることが出来るからです。
そして質問に対する答えも準備しておき、それを見ながら話していました。英語の読み書きがそこそこできる人なら、この方法でレッスンは凌げると思います。
カンペを用意することで、英作文に慣れていき、徐々に短いフレーズの言葉が口からでるようになっていきます。
即興で答えられるようになるには、かなり時間を要しましたが、この方法を続けていれば、話せるようになると私は思います。
まとめ
今回は、初心者がオンライン英会話で英語を話せるようになるための方法について、私の体験をもとにお話しました。
- フィリピン人講師ではじめる
- 英語だけのレッスンが不安なら日本人講師ではじめる
- リスニング強化に集中する
- 言いたいことはカンペで用意しておく