オンライン英会話で、初心者でも英会話がするのでしょうか？
答えはYesです。私自身全くの英語の初心者から、オンライン英会話で英語が話せるようになりました。しかしただレッスンを受けているだけでは、英会話の上達には限界があります。
私は英会話力を上げるために、（１）頻度と継続（２）いま必要なスキルに集中する（３）会話のリズムをよくする、ことを常に考えながらオンライン英会話のレッスンを受けてきました。
目次
1.頻度を上げ、それをつづける
英会話の上達に欠かせないのが「頻度と継続」
まず重要なのは、英語を話す頻度を上げて、それを継続すること。どんな効果的な学習方法も、この２つが前提です。
初心者は毎日英語を話そう
どれくらいかかるのかは、個人の能力の差、ゴールによって大きく変わりますので、一概には言えません。英語習得には思った以上に時間がかかるものです。初心者のうちは毎日話すことをおすすめします。
ある程度のレベルまで上がれば、頻度は下げても良いでしょう。しかし目標とするレベルに到達するまでは、頻繁に英語を話すことを続けることが重要です。
2.いま必要なスキルに集中する
英会話に必要な４つのスキル
聞く、話す、文法、単語。英会話に特に必要なのはこの４つのスキルです。これら４つのどれかが欠けていたら、英語は思うように話せません。
しかし４つのスキルを同時にバランスよく鍛えるのは効率的ではありません。まず自分が今どの段階にいるのかを考え、今もっとも必要なスキルとは何かを考えましょう。
まずはリスニング
もし相手の言っていることが聞きとれないなら、まずはリスニング力を上げましょう。相手の言うことが聞こえなければ、会話ははじまらないからです。
リスニング力が上がって、耳が英語に慣れてきたら、今度はスピーキング力を上げます。そして文法と単語は、自分の会話のレベルに合わせて徐々に上げていけば良いのです。
ウェイトを考えて学習する
４つのスキルのうち、常に今の自分にもっとも必要なスキルを意識し、そのスキルを伸ばすことに集中することが重要です。他のスキルを勉強するにしても、ウェイトは８：２など差をつけて勉強することをおすすめします。
初心者のうちは、いろんな情報に流されそうになると思いますが、子供が言葉をおぼえる工程を考えれば、今自分がどの段階なのか、何をすべきなのか分かると思います。
3.会話のリズムをよくする
英会話においてリズムは重要です。リズム良く会話が出来ると気持ちが良く自信につながります。
一方、リズム良く話すには語彙力や文法力が必要。この２つのスキルは簡単には上がりません。この２つのスキルは少しずつ上げつつ、簡単に会話のテンポを上げるためにできることを紹介します。
短い文で話す
thatなど接続詞を使ってつなぐ文は、本や記事では頻繁に出来てきます。そのような表現を入れると、英語のレベルも一歩上がって見えますね。
しかし初心者が会話の中で、接続詞を入れて話そうとすると、考えるあまりテンポが悪くなります。実際のところネイティブでも、関係代名詞など長くなる文は会話では使わないのです。難しい表現を入れてテンポが悪くなるより、簡単な表現で会話のテンポを良くすることを考えましょう。
疑問文を簡単にする
会話の中で相手の質問することは頻繁にあるでしょう。しかし疑問文は、文中の各単語の順番を考える必要があり、初心者がテンポが悪くなる原因になります。ちょっとした方法で、簡単に疑問文になる方法があるので覚えておきましょう。
1.語尾を上げる
例えば、’You speak English.’という文の語尾を疑問文のように上げて強調すると、それだけで疑問文になります。文法的には正しくありませんが、会話ではほぼ通用します。
2.rightをつける
もう一つの方法は、’You speak English,right’と、最後にrightを足して、強調して上げて言うと、「だよね？」という表現になります。文語としては使わない表現ですが、会話ではよく使われる表現です。
同じような意味で、’You speak English,don’t you’とする付加疑問文もありますが、rightの方がより簡単で初心者にはおすすめです。
つなぎ言葉を使う
日本語でも即答出来ないときには、「えっと〜」などと言って会話をつなぐことはよくあると思います。つなぎ言葉を入れることで、相手に考えていることを伝え、時間をかせぐことができます。何も言わないと会話が途切れたような空気になりますが、それを避けることが出来ます。
英語にも同じようにつなぐ表現があるので、覚えておくと便利です。特にオンライン英会話では、無音の時間が起きると、回線やデバイスのトラブルが起きたと勘違いされるので、さらに有効です。
私がよくつなぎ言葉として使うものをいくつか上げておきます。
覚えておくと便利なつなぎ言葉
- “you know…”（ほらさぁ・・・）
- “like…”（なんかさぁ・・・）
- “I mean…”（つまり・・・）
- “well…”（え〜と〜）
- “I’m not sure…”（うーんよくわかんないけど・・・）
- “kind of…”（という感じの・・・）
- “let me see…”（そうですね・・・）
- “let me think…”（ちょっと考えさせて〜）
- “just a second…”（ちょっと待って〜）
- “uhh how can I say in English”（英語で言うと・・・）
実際これらはネイティブも会話の中でよく使っています。これらをシチュエーションで分けて上手く入れると、会話が途切れることなく考える時間をとれるので効果的です。
オンライン英会話をつづけるために
ここまで初心者が英会話を上達させるために、私がやってきたことを上げてきました。
しかし例え効率の良い方法があったとしても、実際に上達するには相応の時間が必要です。何よりも英会話の勉強を続けることが重要です。
英語を話すことを迫られている人や、英語のプロを目指されている人はモチベーションがあって継続しやすいと思います。しかし趣味で勉強している方にとって、一番の壁は継続することの難しさかもしれません。
私は英語を仕事にしようとは思っておらず、英語は趣味です。しかし趣味でも上達はしたいので、英会話の勉強を継続するために、３つのことをやってきました。
リアルな付き合いを持つ
オンライン英会話はとても便利です。しかし一人で勉強している感があるのも事実。twitterなどのSNSで勉強している同士とつながることもできますが、私は直接英語を勉強している人や、講師と知り合うことを求め週一回英会話スクールに通うことにしました。
そこでたくさんの外国人の講師や、仲間と出会うことが出来ました。特に外国人の講師とプライベートも付き合いができるようになったことは、英会話の勉強を続ける一番大きい理由になっていると思います。
休む日もつくる
可能なら毎日英語を話した方が良いです。しかしそれをノルマにすると、もし出来なかった時に、罪悪感から英会話の勉強自体を辞めてしまってはもったいないです。
そうならないために、適度にサボりましょう。休んだことで効率は下がると思いますが、英語を趣味でやるならそこまで求めなくても良いのです。
私もオンライン英会話をはじめた当初は、毎日レッスンを受けていましたが、しんどくなってきたので週２日はサボれるというルールを設けました。
成長を感じる
私はTOEICは受けたことはありません。しかしTOEICの面白いところは、努力の結果が数値として出てくることだと思います。
それに比べ、オンライン英会話のレッスンは、成長を具体的に感じるのは難しいです。成長がゆっくりしているのと、数値化されるものではないからです。
しかし一年前にやった教材をもう一度やってみるなど、成長は感じることができます。私はほぼ毎日ポッドキャストを聞いているのですが、最初は何言っているか分からなかったポッドキャストの会話が、今はほぼ分かる瞬間に自分の成長を感じております。
何でも良いので、自分の中で成長を感じる方法をみつけましょう。その喜びが英会話の勉強をつづける助けになります。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
オンライン英会話はとても便利で、続けていると確実に効果が出ます。しかし勉強の仕方を考えながら続けることで、より効率的に成長することができます。
趣味でやるにしても、どうせなら成長したいものです。ぜひオンライン英会話を活用して英会話のスキルを上げてください。
