話題のオンライン英会話スクール「NativeCamp」を実際に一週間利用しました。NativeCampは、他のオンライン英会話ときっちり差別化されていており、メリット・デメリットが分かりやすいスクールです。
私自身は、NativeCampに魅力を感じながらも、自分の学習スタイルとは違ったため、今回サインアップは見送りました。しかし学習スタイルが合う人には、この上ないスクールになるでしょう。NativeCampの特徴、メリット・デメリットなどをまとめていますので、参考にしてください。
なお、実際に私が一週間利用してみて感じた感想で、事実とは違う部分もあるかもしれませんので、ご了承ください。
NativeCampのメリット
- 無制限にレッスンが受けられる
- 予約なしにいきなりレッスンを受けられる
- 家族内2人以上利用する場合の割引がある
レッスン回数無制限
NativeCampの最大のメリットは、月額6,480円※で、レッスンを無制限に受講できることです。オンライン英会話では、1日1レッスンで月額6,000円〜というのが一般的な相場のなか、NativeCampは無制限に受けられることができるのです。これはレッスンをたくさん受けたい人にとっては、この上ないメリットでしょう。
※2021年6月時点の価格です
予約なしでいきなりレッスン
多くのオンライン英会話は、事前にレッスンの予約が必要です。空いていたらいつでも予約することは出来ますが、レッスンのスタート時間が00分や30分と決まっているので、それ以外の時間にレッスンをスタートすることはできません。
NativeCampはログインしたら、現在レッスンが可能な講師の一覧が表示されます。その中から任意の講師とその場ですぐにレッスンをスタートさせることができます。
ファミリープランがお得
家族内2人以上で利用する場合、2人目からはファミリープランで月額1,980円で利用できます(2021年6月時点)。親子、兄弟など2人以上がオンライン英会話をやりたい場合は、かなりお得になります。
NativeCampのデメリット
- 事前にレッスンの予約ができない ※
- ネイティブ講師は別費用
- 講師のレベルは様々
※別途コインを購入すると予約が可能になります
レッスンの予約は別途費用がかかる
予約なしでいきなりレッスンを受けられるのは、メリットであると同時に、事前に予約ができないというデメリットでもあります。別途コインを使うと事前に予約することは可能ですが、一回の予約で1,000円くらい必要になります。
ネイティブの予約も別途費用がかかる
また「NativeCamp」という名前から、ネイティブとドンドン話せるイメージを想像しがちですが、ネイティブと話すためには予約が必要=別途コインが必要になります。これも一回1,000円くらいの費用になります。
「ネイティブNOW」といって、コイン不要なネイティブ講師がスタンバイしているコーナーもあります。しかし私は一週間で一度も受講することはできませんでした。タイミングや時間帯が影響しているのかもしれませんが、夜にネイティブ講師と追加料金なしでレッスンを受けられることは、難しいと思った方がいいでしょう。
講師のレベルは様々
NativeCampの講師は、ある程度英語力があれば、指導経験がなくてもなれるようなです(採用情報より)。これはNativeCampに限ったことではありませんが、教えることのプロではない人も多数いると感じました。
あくまでも私が一週間受けた印象で、事実とは違うかもしれませんが、講師の指導力の差は、他のスクールに比べ大きいように感じました。講師の指導力を求めるなら、指導経験者・資格保有者のみを採用しているスクールもありますので、その方が良いでしょう。
NativeCampが向いている人
私が思う、NativeCampが向いている人は次のような人です。
- とにかくたくさん話したい
- 日々の予定が予測できない
- 家族間でアカウントをシェアしたい
とにかくたくさん話したい人
英会話にかける時間がたくさんあって、ネイティブ・ノンネイティブ関係なくとにかくたくさん英会話をしたいって人。そんな人にはNativeCampはぴったりです。メリットでも紹介したとおり、月額料金内で無制限にレッスンを受けられます。留学、旅行、海外出張など控えていて、短期間で集中的に英会話レッスンをうけたい場合にはぴったりのスクールです。
日々の予定が予測できない人
多くのオンライン英会話スクールは、予約制をとっています。もしも予約した時間に帰宅できないなど、受けられない場合はレッスンを一回損することになります。しかし残業などで日々の帰宅時間が、予測できない人もおられるでしょう。
そんな方には、予約なしでいきなりレッスンを受けられるNativeCampはぴったりです。他のスクールでも、直前に予約することはできますが、人気講師は事前に予約されていて空きがない可能性が高いです。予約制のないNativeCampならそんな心配もありません。
家族間でアカウントをシェアしたい人
通常オンライン英会話は、利用できるのは契約者本人です。もしも家族内で2人で利用する場合は、それぞれ別契約することになりますので、当然費用も2倍になります。
NativeCampの「ファミリープラン」は、家族間でアカウントをシェアできるプランです。2人目以降の料金がかなり安く設定されているので、家族で2人以上がオンライン英会話をしたい場合はおすすめのスクールです。
NativeCampが向いていない人
私が思う、NativeCampが向いていない人は次のような人です。
- 予約してレッスンを受けたい人
- 1日1レッスン以上受けない人
- 文法や基礎などをきっちりやりたい人
事前に予約したい人
事前に講師を選び、時間帯も決めてレッスンを受けたいという人には、NativeCampはおすすめしません。講師や時間帯を事前に決めたいという人は、一般的な講師を選択して予約する方法を採用しているスクールをおすすめします。
毎日1レッスンのみ受けたい人
オンライン英会話のレッスンを受けるのは、1日1レッスンのみ、あるいはそれ以下という方にも、NativeCampはおすすめしません。その場合は、レッスン無制限というNativeCampの最大のメリットが享受できないからです。1日1レッスンで良い人には、もっとメリットのあるスクールが存在します。
文法や基礎などをきっちりやりたい人
NativeCampには、基礎教材も用意されているので、基礎教材を選択したレッスンも受講可能です。しかし文法や基礎などをきっちり学ぶたい場合は、担任制か、事前にお気に入り講師を確実に選べるようなスクールの方が向いているでしょう。
レッスン料金
2021年6月時点で、NativeCampのレッスン料金は下記のようになっております。
プレミアムプラン | ファミリープラン | |
---|---|---|
料金(月額) | 6,480円 | 1,980円 |
レッスン回数 | 無制限 | 無制限 |
予約 | コインが必要 | コインが必要 |
各プランの説明
“プレミアムプラン”というと、もう一つ下のプラン的があるのを想像するかもしれませんが、プレミアムプランが通常のプランです。1日1レッスンで6000円〜というオンライン英会話の相場のなか、レッスン回数制限なしで月額6,480円は破格の料金と思います。また家族内で2人以上で利用する場合、2人目からはファミリープランで月額1,980円で利用できます。
予約には別途コインが必要
どちらのプランも事前に予約する場合は、別途コインが必要になります。私個人的には、価格がわかりにくくなるので、コインやポイントという制度は好きではありません。まだ1コイン=1円であればわかりやすいのですが、NativeCampの場合は1コイン=1円ではありません。コインの価格も分かりにくくFAQでようやく見つけたのですが、1コインは2円くらいです。※購入する額によって変わります。
予約には500コイン必要なので、一回予約するのに1,000円くらいかかると思っておけば良いでしょう。毎回予約しているとかなり高額になりますが、通常はノンネイティブの講師のレッスンをたくさん受けて、週一回だけネイティブの講師のレッスンを受けるというような使い方も可能です。
教材
NativeCampにはいろんな教材が用意されています。レベル診断や、英会話勉強の目的により、おすすめの教材を推薦してくれます。レベル別のコースや、TOEIC対策コースなども用意されていて、教材は充実しています。実際のところスクールによっては、教材が今ひとつ魅力にかけ「おもしろくなさそう」という印象を受けることもあるのですが、NativeCampは「楽しそう」という印象を受けました。
人気の「カランメソッド」も受講可能
なかでもイギリス発の人気の学習方法「カランメソッド」を使用できるのは、NativeCampの教材におけるセールスポイントでしょう。SNSでもNativeCampでカランメソッドを受けているという人をよくみかけます。私は受けたことがないのですが、興味はとてもあります。
レッスン用アプリ
少し専門的な話になりますが、毎日使うものなので、私はレッスンや予約に採用しているアプリにもこだわっています。アプリの種類によって、使い勝手は大きく変わるからです。アプリの種類については下記で詳しく説明しておりますので、興味のある方はご覧ください。
オンライン英会話スクールのレッスン用アプリの重要性 投稿日:
SkypeやZoom、WEBアプリケーションなど、オンライン英会話スクールで採用されているアプリの特徴と、メリット・デメリットについてまとめました。レッスン用アプリの違いは、レッスンの予約や受講など、利用者の利便性に直接関わるので軽視できないものです。
2つのアプリケーションを採用
NativeCampのレッスンアプリは、WEBブラウザで実行可能なWEBアプリと、ダウンロードして使うネイティブアプリの2つを採用しています。まだまだ多くのスクールがSkypeやZoomなどの、サードパーティ製アプリに依存しているなか、2種類のアプリを採用しているスクールは、現時点でNativeCamp以外知りません。
アプリやサイトの使いやすさにおいては、NativeCampはとても満足の高いスクールでした。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。冒頭でも申しましたが、私は一週間試した結果、NativeCampのサインアップは見送りました。見送った理由は以下になります。
私がNativeCampを見送った理由
- 1日1レッスン以上は受ける気はない
- 事前に予約してレッスンを受けたい
- 家族内でのアカウントのシェアの予定がない
NativeCampのメリットが、今の私には当てはまらないので、それなら別のスクールの方が良いと考えました。
とても印象に残った魅力的なスクール
しかし逆に言うと、「短期集中でやりたくなった」「家族内でオンライン英会話利用者が増えた」など、状況が変われば、真っ先に候補として上がる魅力的なスクールでもあります。
スクールによっては、セールスポイントがありふれていて、他のスクールと差別化ができていないスクールも珍しくないですが、NativeCampは他のスクールときっちり差別化されているので、選ぶ・選ばないの判断は容易なのではないかと思います。
興味のある方は、下記より7日間無料体験が用意されていますので、是非試してみてください。