“オンライン英会話の教材ってどんな感じ?”
オンライン英会話の教材について、想像ができない、疑問がある方は多いのではないでしょうか。
英会話学習において、教材はとても重要。自分にあった教材を見つけられるかは、英会話の状態に大きく影響します。
この記事では、オンライン英会話の教材の書類、おすすめ、選び方について解説します。
目次
オンライン英会話の教材は無料
“オンライン英会話の教材は無料?”
これは誰もが気になるところでしょう。結論から言うと、多くの教材は無料です。私は2011年から、オンライン英会話を数社利用し続けていますが、教材費を払ったことはありません。
詳しくは後述しますが、スクールのオリジナル教材に関しては、私が知る限り全て無料です。市販教材に関しては、有料の場合もありますが、そのあたりはスクールによって変わります。
オリジナル教材と市販教材
まず、オンライン英会話の教材は、
(1)オリジナル教材
(2)市販教材
に大別されます。
それぞれの特徴についてまとめました。
オリジナル教材
- 利用料金がかからない
- アプリとの連携に優れている
- 教材の質はスクールに依存
オリジナル教材は、そのスクールが独自に開発している教材です。一番のメリットは無料で利用できることでしょう。
そして自社のアプリとの連携がよく、練習問題、音声の再生、ビデオなど、様々な機能を持っていることが多く、使っていて楽しいというメリットもあります。
一方で、教材の開発は非常に大変なもので、質はスクールに依存します。スクールによっては質が低い可能性があるというデメリットも持っています。
市販教材
- 利用料金がかかる場合あり
- アプリとの連携が悪い
- 教材の質は高い
市販教材は、有名な教材が多く、質が安定しているのがメリットです。また、自分が使っている、または好きな教材を、スクールが採用していれば、よりレッスンが楽しくなることでしょう。
一方でデメリットもあります。まずオリジナル教材が利用料金が無料であるのに対し、市販教材は利用料金がかかることがあることです。
そして市販教材は、スキャンして電子化されているだけなので、アプリで見ることはできますが、音声がでるなど、アプリの機能との連携はありません。
どちらが良いの?
オリジナル・市販教材の特徴を紹介しましたが、ではどちらが良いのでしょうか。それぞれにメリット・デメリットがあり、良し悪しを決めることは難しく、どちらが良いかは、好みによるでしょう。
ちなみに私はオリジナル教材の方が好きです。
オンライン英会話の教材の種類
続いて、オンライン英会話で、実際によくある教材と、特徴を上げました。
発音
英語の発音を一音ずつ練習するトレーニングです。レッスン内容は、発音の方法、口や下の形、その発音を持つ単語など。
英会話において、発音はとても重要です。正確な発音を覚えることで、伝わりやすくなるだけでなく、リスニング力もあがるからです。
英会話における発音の重要性は、下記の記事で詳しく解説しております。
基礎英語(文法)
文法を中心とした、英語の基礎知識を習得するための教材です。多少文法が崩壊していても、内容が伝わることは多いですが、少し込み入った話などを正確に伝えるためには、文法は必須。
覚えたことを使ってのロールプレイなども用意されているので、本とは違った視点で文法を学ぶことができるでしょう。
日常会話
学校・旅行・買い物など、日常をテーマにした教材。基礎英語と似ているのですが、よりストーリー性があり、発音・語彙力・会話力をバランスよく強化できるメリットがあります。
教材を通して、登場人物やシチュエーションが決まっており、親しみ易くなっている教材が多いです。
デイリーニュース
世界中のニュースを題材にした教材。語彙力、リーディングとディスカッション力を同時に鍛えることができます。
やや難易度が高く、中・上級者向けの印象はありますが、初級者向けの題材も用意されています。楽しみながら会話力を高められるので、個人的にはイチオシの教材です。
ディスカッション
用意されたテーマに基づいて、討論する教材。語彙力と、スピーキング力が求めれます。
得意な分野でないと、そもそも日本語でも意見が言うことは難しいので、テーマの選定は重要。中上級者向けの教材になります。
ビジネス英会話
ビジネスシーンに特化した、仕事で英語を使う人向けの教材。面接やミーティングなど、ビジネスシーンを題材に、単語や表現を学びます。
中上級者向けの教材と言われていますが、テーマがある程度限定されている分、日常会話よりも簡単とも言われています。
カランメソッド
イギリス生まれの英語脳を鍛えるためのトレーニング。高速の質問と回答を繰り返し、英会話に必要な反射神経と、発音・発話を養う中・上級者向けの教材です。
その効果の高さから人気のトレーニングですが、対応しているスクールは少ないです。
英検・TOEIC対策
英検やTOEICで目標を達成するための教材。TOEICにはスピーキングの試験はないので、オンライン英会話での教材としてのニーズは高くありません。
また、英検は日本独自の試験のため、対応しているスクールはあまり多くありません。しかし英検には、面接試験でスピーキング力が必要なため、オンライン英会話で面接対策したいという需要は多いです。
教材の選び方
教材は英会話学習において、重要な要素の一つです。では教材はどうやって選べば良いのでしょうか?
自分が今、一番強化したいポイントにあった教材を選ぶことが重要、と私は思います。
英語を話せるようになるためには、常に自分が強化したいポイントを決めて、それに取り組むことが重要です。スクール選びにおいては、教材と自分の強化したいポイントが合っているかを確認すると良いでしょう。
教材の持ち込みはできない
“自分の好きな教材を持ち込むことはできるの?”
答えはNOです。スクールによっては、YESの場合もあると思いますが、ほとんどのスクールでは対応できないでしょう。
教材を持ち込まれると、講師はあらかじめ目を通す必要があります。オンライン英会話の講師の多くは、他に本業を持ち副業として講師業を行っているので、そんな時間はないでしょう。
小さいスクールでは、持ち込み教材を許可しているスクールもあります。どうしても教材にこだわりがあるのであれば、小さいスクールを選択するのも良いと思います。
ただ、小さいスクールはサービス面が充実していないケースが多いので、そのデメリットは考慮したほうが良いでしょう。
おすすめの教材
“おすすめの教材ななんですか?”
先にも述べたとおり、良い教材=自分の強化したいポイントに適した教材、なので一概には言えません。
ただ今までたくさんの教材を使ったなかで、個人的に良かったと思う教材を2つ紹介したいと思います。ご自身の目的とあうならば、とてもおすすめしたい教材です。
デイリーニュース教材
(DMM英会話)
楽しみながら学びたい人におすすめの教材
単語、リーディング、ディスカッション力を同時に鍛えられる教材。世界中のニュースを題材にし、英会話とニュースを同時に学べます。
私は実に7年間もの間、この教材をほぼ毎日のように使いましたが、毎日いろんなニュースが更新されるので、毎日レッスンがとても楽しく何の苦労もなく継続することができました。
自分自身の会話力の伸びに限界を感じたので、今は違う教材で学んでいますが、将来はまたこの教材で学びたいと考えています。
日常英会話教材
(レアジョブ)
きっちり学びたい人におすすめの教材
発音、単語、文法、リスニング、スピーキングをバランスよく学べる教材。レベル3〜レベル8まで、360レッスン用意されており、基礎から学びたい人や、英語の学び直しに最適の教材です。
約1年強、毎日この教材でレッスンを受けましたが、体系的にまとめられており、とても有益な教材と思いました。学校の教科書的で、面白みは正直低いですが、きっちり学びたい人にはおすすめできる教材です。
教材が充実しているスクール
DMM英会話
前述したデイリーニュース教材をはじめ、写真描写教材など、様々な魅力的な教材が用意されています。もちろん発音や文法、語彙など、英語の基礎的な教材も充実。
有名な市販教材も、無料で用意されており、教材の充実度は、オンライン英会話No.1と私は思います。
レアジョブ
オンライン英会話をリードしてきただけあって、教材の完成度もとても高いです。DMM英会話は、楽しめる教材が多いのに対し、レアジョブはしっかり学べる教材が充実。目的に合わせ、いくつかの教材を組み合わせたカリキュラムも用意されています。
レッスン終わりには、講師からのフィードバックが用意されており、講師からの指摘が欲しい人にはおすすめのスクールです。
DMM英会話同様に、楽しめる教材から、基礎的な教材、市販教材まで用意されています。英検・TOEIC対策のコースも用意されており、資格対策でオンライン英会話を考えている人にもおすすめ。
さらに数少ないカラン認定校で、カランメソッドにも対応。カランメソッドを受けたいために、NativeCampを選ぶ人も少なくありません。