今回は『ベストティーチャー』を実際に体験した感想を、ノエル博士に聞きたいと思います。
- まずはベストティーチャーを体験しての率直な感想を教えて下さい。
- レッスンのスタイルがとてもユニークでした。多くのスクールは会話中心ですが、ベストティーチャーはライティング力の強化に力を入れているのが特徴的です。そして英語をバランスよく勉強できるスクールですね。
- それは興味深いですね。では詳しく教えてください。
- はい、項目に分けて説明したいと思います。
目次
ベストティーチャーの良いところ
- ではまずベストティーチャーの良いところを教えてください。
- はい。4つあげました。
-
- ライティング力を強化できる
- バランス良く英語を学べる
- 試験対策コースが豊富
- レッスンを無制限に受けられる
ライティング力を強化できる
- 書くことに力を入れているということでしょうか?
- はい。まずレッスンの流れが他のスクールと大きく違い特徴的なので、そこから説明したいと思います。ベストティーチャーではまず次のような流れでレッスンを行います。
-
- トピックを選択
- メッセージでやりとり(最大5往復)
- 講師がメッセージを添削
- 添削済み英文をもとに講師と会話
- たしかに全然違いますね。トピックは自分の興味のあるものを選べるのでしょうか?
- 選べます。1012件(2021年6月時点)のトピックがカテゴリに分けられていて、その中から選ぶことができます。
- トピックを選ぶと、最初に質問が1つあります。それに回答する英作文を行い、講師に送ります。そレに対する返信が講師から来て、またそれに答えるというやりとり最大5回します。
- 講師からの返信にタイムラグはないのですか?
- 講師によっては多少時間がかかる場合もあると思いますが、私を担当してくれた講師は毎回10分以内に返信がきました。
- 最大5往復のやり取りが終わったら、添削がくるということですね?
- はい、間違いの訂正や、より自然な英語になるように一語一句チェックしてくれます。訂正されているところはもちろん理由も説明してくれます。さらに音声付きデータを受け取り、音読、シャドーイング、ディクテーションの練習を行います。
- 自ら作った英文を添削してくれて、それが音声教材になるということですね。それは面白いですね。
- 最後にその英作文をもとに講師とスピーキングのトレーニングを行います。
バランス良く英語を学べる
- 読む・書く・話すを同時に学べるということですね?
- そうです。英会話って、単語・文法・リスニング・スピーキングの4つのどれかが欠けると、上達しないんですよ。これら4つを鍛えるスクールや資格ってなかなかないんですよね。
- ビジネスシーンでは、メールなど「書く」というのは重要ですよね?
- まさにその通りですね。会話だと細かい部分のミスって、スルーされることが多いんですよ。全部指摘していると会話のテンポが悪くなるので、多少のミスはスルーするのは仕方ないと思います。ライティングでは、細かい部分も全て指摘されるので、文法の強化にも良いですね。
試験対策コースが豊富
- 試験というのは、TOEICや英検でしょうか?
- TOEIC、英検、TOEFL、IELTS、TEAP、GTEC用のコースがあります。私も資格には疎いので、詳しく語るのは難しいのですが・・・
- TOEICや英検などを目標に勉強されている方は多いのですか?
- 多いですね。むしろ、そちらの方が多い印象です。就職や昇進にも有利ですし、明確な目標があるので、モチベーションも維持しやすいと思います。
- 他のスクールでは試験対策のコースはないのですか?
- いえ結構ありますね。でもベストティーチャーはプランやレッスンスタイルから、試験対策には特に強い印象を受けますね。
レッスンを無制限に受けられる
- レッスンは1日何回までとか制限ないんですか?
- ないです。料金内で何回でも受けられます。
- 極端に言えば、一日中話すとかも可能ってことですか?
- 一日中話すのは、不可能ですね。繰り返しになりますが、ベストティーチャーのレッスンは、(1)ライティング(2)添削の確認(3)スピーキングという流れになります。この(1)〜(2)の工程が終わるまで、講師と会話はできないんですよ。
- ということは、(1)〜(2)のやりとりで待機している間は、何もできないってことですか?
- まぁそうなりますね。
- 講師のレスポンスが遅いと、ずっと待機とかあるかもですね。。
- その心配はあまりないと思います。レッスンは同時に3つまで立てられるんです。もしレスポンスの悪いレッスンがあっても、他の2つのレッスンは進められるからです。
- 3つともレスポンスが悪い可能性は低いってことですね?
- そのとおりです。憶測にはなりますが、レスポンスが悪いってことはあまりないと思います。今の時代にそんなことをしたら、すぐに悪い評価を書かれますから。実際私を担当してくれた講師は、とてもレスポンスが早かったです。
ベストティーチャーの弱いところ
- では逆にベストティーチャーに弱い部分はありましたか?
- これだけユニークな仕組みなので、どうしてもマイナス面は避けられないですね。
-
- 会話中心ではない
- 待機時間がある
- 面白みは欠ける
会話中心ではない
- ガンガン話せるスクールではないってことですね?
- 前述通り、ライティング〜添削〜確認のが終わってから、会話の予約になります。会話のレッスンだけを受けるってことは出来ないです。
- 会話中心にやりたい人にはストレスはあるかもですね?
- あると思いますよ。実際受けてみるとわかるのですが、英会話にいくまでのレッスンも結構時間かかるんです。とにかく話したいって人には、敬遠されるでしょうね。まぁスクール側もそこをターゲットにしていないのは明確ですが。
待機時間がある
- これは講師とのやり取りの待機時間が長いからですか?
- 私が体験したレッスンでは、講師の方のレスポンスがすごくよく毎回10分以内くらいに返信がきたんです。でも5回やりとりすると1回10分で往復したとしても、1時間になりますよね。
- 添削もすぐ来るんですか?
- 添削が来るのは少し時間はあきましたね。2〜3時間空いたと思います。音声付きで、解説もとても丁寧にされていたので、時間がかかるのは仕方ないと思います。
- 添削が終わるまでスピーキングは予約できないんですよね?
- できないですね。それから講師の空き時間を探して予約します。待機時間を考えると、スムーズにいっても1レッスンは2〜3時間にはなると思います。
- 仕事から帰宅して寝る前にちょっとやるって感じではないですね?
- そうですね。まぁ毎日仕事をされている方でも、通勤中や仕事の休憩時間を上手く利用すれば、1日1レッスン受けるのは可能と思いますが、ある程度時間に余裕のある人の方がこのシステム向きかなと思います。
面白みは欠ける
- えっと、、面白くないってことですか?
- 面白くないというとちょっと語弊があります。勉強すること自体はもちろん面白いものなのですが、エンタメ的な面白さは少ないってことですね。
- それは必要なんでしょうか?
- 英語の勉強という意味では必要ないかもしれませんね。ただエンタメ的な楽しみがあったほうが、長く続くっていうメリットはあると思うんです。あと勉強は大事なんですが、たまには気楽に話したいって時もあるじゃないですか。そういう気楽さは感じませんでした。
- なるほど。英会話を楽しみたいって人には、おすすめできないですか?
- 一概にはそうとも言えないですね。「英会話を楽しむ」って、ある程度の英語力がないと出来ないんですよ。ただ毎日話しているだけでは、会話の内容に限界があるんですね。
- なので英会話を楽しむためには、どこかで基礎はしっかりやる必要があります。しっかりと基礎をつける場所としては、ベストティーチャーはおすすめできます。
ベストティーチャーが合う人・合わない人
- ベストティーチャーの特徴はよく分かりましたので、実際に合う人・合わない人について聞きたいと思います。
- はい、ベストティーチャーは特徴がはっきりしているスクールなので、合う人・合わない人は考えやすいです。
ベストティーチャーが合う人
- では、実際にどのような人がベストティーチャーに向いていると思いますか?
- 私が思うベストティーチャーが向いている人は、次のような人です。
-
- ライティング力を強化したい
- バランスよく英語のスキルを上げたい
- TOEICや英検などの試験対策
- レッスントピックには日常的なものだけでなく、ビジネスシーンで使うものも豊富にあります。仕事で英作文が必要な方にも合うスクールと思います。そして試験対策をスクールでやりたいって人にも合うスクールと思います。
ベストティーチャーが合わない人
- では、合わない人はどんな人でしょうか?
-
- 会話を中心に勉強したい
- 気軽に楽しみたい
- 時間的な余裕がない人
- 繰り返しになりますが、ベストティーチャーは、書く・聞く・話すを、しっかりと学べるスクールです。会話を楽しみながら英語を学びたいって方向けではありません。あと、お仕事が忙しくて毎日の予定が読めない方も、合わないかなと思います。
ベストティーチャーの料金
通常コース | 12,000円 |
---|---|
LissN by NIKKEIコース |
13,500円 |
試験対策コース | 16,500円 |
- 2021年6月時点の料金です
- 価格はすべて月額料金です
- コースは3つあるということでしょうか?
- 大きく分けて3つですが、試験対策コースの中に、各試験用のコースがさらに10コースあります。全コース料金内で回数無制限に受けられます。
- 通常コースというのが体験されたコースですか?
- そうですね。(1)ライティング(2)添削の確認(3)スピーキングの3つのフローで行われるコースです。
- LissN by NIKKEIコースとは?
- 教材が通常トピックではなく、日経グループが発信するニュースに基づいてディスカッションするコースです。ビジネスマン向けのコースですね。
- 試験対策コースは、試験の種類に関係なく同額ですか?
- はい、そうです。
ベストティーチャーの教材
- これまでの話で出てきましたが、再度教材について教えてください。
- ベストティーチャーの教材の最大の特徴は、自分が作った英文が教材になるところですね。ライティングで作った英文を、講師から添削を受け、それをもとに会話をするというものになります。
- 改めてユニークですね
- 自分の英作文が教材になるなんて、よく考えたなと感心しました。
- 通常コースの場合は、トピックは日常やビジネスシーンの中から興味のあるものを選びます。NIKKEIのコースの場合は経済関連のニュースが、試験対策のコースの場合は、専用のトピックがそれぞれ用意されています。
- 実際に受けて見られてどうでしたか?
- 一番感じたのは繰り返せることですね。自分でまず英作文を行い、添削された文で、音読・シャドーイング・ディクテーションを行い、最後にスピーキングで実際に会話に使います。つまり合計5回も文を読む訳なんです。繰り返すことはとても重要と言われているので、その考えに基づいているのかなと思います。
サイトやアプリの使いやすさ
- サイトやレッスン用アプリの使いやすさはどうですか?
- かなりいいですね。シンプルですが、無駄がなく見やすく分かりやすい良いサイトです。アプリも専用アプリを用意されていて、一画面内でほぼ完結します。
- 本職WEBデザイナーのノエル博士のお墨付きということですね(笑)
- ベストティーチャーのきっちり英語を学べる校風と、デザインがよく合っています。好き嫌いなく、誰にも受け入れられるデザインと思いますよ。
- 強いて上げるとすれば、講師からメッセージが届いた際に、ページを更新しなくても、SNSのように反映されたらより良いと思いました。
- TwitterやFacebookなどで、新しい投稿や通知が常に反映されるあのイメージですか?
- そうです。ベストティーチャーの場合は講師からメッセージが届いたらメールでお知らせが来ます。メールが届いたら、ページを更新しして確認する仕組みです。まぁちょっと贅沢すぎる要望ですが、そう思うくらい講師の方のレスポンスが早かったんですよ。
- レッスンアプリの違いについては、下記で説明していますので、併せてご覧ください。
まとめ
- ベストティーチャーの特徴、合う人・合わない人よくわかりました。では最後にまとめをお願いします。
- 繰り返しになりますが、ベストティーチャーの特徴を箇条書きにしました。
-
- ライティングを強化したレッスン
- 講師から添削機能が丁寧で魅力
- バランス良く英語を学べる
- 料金内でレッスン回数無制限
- ある程度の時間的余裕は必要
- 会話中心の勉強を望む人は合わない
- 気軽に楽しみたい人は合わない
- 私自身、英語をバランス良くきっちりと勉強したい気はあるんです。でもあまり時間を取れないのと、会話を中心でやりたいので、今回は見送りました。でもとても印象に残ったスクールです。
- 以上です。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。