中級者におすすめのオンライン英会話スクールを紹介します。結論から言うと、私がおすすめは、こちらの3スクールです。
- CAMBLY
- NativeCamp
- QQEnglish
この3スクールは、特徴が大きく異なっています。各スクールの特徴、メリット・デメリットを説明しますので、スクール選びの参考になれば嬉しいです。
なお、中級者の定義については、いろんな解釈があります。TOEICのスコアや、専門的な分析は、他のサイトにお譲りして、ここでは次のような人を想定しています。
- 日常会話が問題なくできる人
- 英語で自分の意見が言える人
- テンポよく会話ができる人
目次
スクールを探す前に決めること
次の3点について決めておくと、スクール選ぶがスムーズに捗るでしょう。
- 目標・目的
- 講師の国籍
- レッスンのタイプ
目標・目的
ある程度英語が話せる中級者の場合、オンライン英会話をはじめる理由、到達したい目標を決めておきましょう。初心者の場合は、慣れることが大事なので、どのスクールでも意味はあると思います。
しかし中級者の場合、選ぶスクールによっては、目標を達成できない可能性があるからです。中級者がオンライン英会話をはじめる、一般的な目標をあげました。
- 仕事で必要
- 就職のため
- 留学の準備
- 海外旅行
なお、今回はビジネス英会話を学びたいニーズは対象に入れておりません。ビジネス英会話を目的としている方は、下記をご覧ください。 ビジネス英会話を学ぶために、おすすめのオンライン英会話スクールの紹介です。ビジネス英会話専用のスクールか、一般のスクールのビジネス英会話教材か。それぞれのメリット・デメリットをまず理解し、自分の目的にあったスクールを選ぶことが重要です。
ビジネス英会話を学ぶのにおすすめのオンライン英会話は? 投稿日:
講師の国籍
各スクールによって、在籍している講師の国籍は決まっています。希望する講師の国籍を決めておくと、スクールを絞り込むのが楽になります。
中級者の方には、ネイティブ講師か、プロのフィリピン講師をおすすめします。ネイティブ講師をおすすめする理由は、言うまでもないと思いますが、発音・フレーズなど全てにおいてメリットがあるでしょう。
ネイティブが良いとは限らない理由
しかし、ネイティブ講師が必ず良いとは、私は思いません。
私たち日本人は、日本語は話せますが、教えられるかは別問題。同じように、ネイティブも英語を話すことは申し分ないですが、教えることのプロではない(ことが多い)からです。
英語が話すと教えるは別のスキル
教えるということにおいては、むしろ国際資格を持ったフィリピン講師の方が長けていると思うのです。それでいて、料金はネイティブの半分以下に収まるメリットがあります。
もちろん、プロのネイティブ講師をなら申し分ありません。ただ私が知る限り、オンライン英会話で、プロのネイティブ講師を採用しているスクールはありません。
基本的には、オンライン英会話のネイティブ講師は、本業を別に持つ副業講師なのです。
レッスンのタイプ
目標を決めたら、それを実現するために、どんなタイプのレッスンを受けるかも、決めておくと良いです。スクールによって、提供しているレッスンが違うからです。
中級者におすすめのレッスンには、次のようなものがあります。
- フリートーク
- ディスカッション
- デイリーニュース
- カランメソッド
- R.E.M.S
特にカランメソッドや、R.E.M.Sは、提供しているスクールがほとんどありません。詳細は後ほど説明します。
スクールの掛け持ちもあり
講師の国籍や、レッスンのタイプを決めたほうが良いのですが、一つに決めきれない場合もあります。
例えば、授指導熱心なフィリピン人からレッスンを受けたいが、ネイティブから自然な表現も学びたいというケースは珍しくないと思います。
そういう場合には、2つのスクールを掛け持ちするのも良いと思います。回数制やチケット制のプランを採用しているスクールであれば、2つ組み合わせることも可能です。
実際に私は、このあと紹介するCAMBLYとQQ Englishを掛け持ちしています。
では、実際におすすめのスクールを紹介します。
CAMBLY
まずおすすめするのは、CAMBLYです。私も長年利用していますが、自信を持っておすすめするスクールです。
ネイティブ専用スクール
CAMBLYはネイティブ専用スクールです。世界中に展開する大きなスクールで、たくさんのネイティブ講師が在籍しています。講師がいなくて、レッスンが受けれないということは、まずないでしょう。
またCAMBLYは、2023年からグループレッスンも提供しています。グループレッスンがあるオンライン英会話は、ほとんどありません。いろんな国の人と、一緒にレッスンを受けたい人には、嬉しいサービスです。
講師の質が高い
先ほど、「ネイティブは英語を教えるプロではないことが多い」と言いましたが、CAMBLYには、教員資格を持つ講師も多数在籍しています。
また、ユーザーからの評価が高い講師には、「スーパー講師」というバッジがつきます。レッスン数・評価ともにかなり厳しい条件をクリアした講師のみに与えられます。
スーパー講師と教員資格を保有している講師を選ぶことで、高確率で良い講師に出会うことができます。
フレキシブルなレッスンプラン
CAMBLYは、一週間に受けられる時間数を任意で選んで契約します。
オンライン英会話の多くは、1日1レッスンと決められており、レッスンを受けられない日の分は消化されます。
しかしCAMBLYの場合、契約した時間内であれば、自由に使えます。毎日均等にとることも、まとめてとることもできるのです。
このフレキシブルなプランは、仕事で忙しい人にはありがたいですね。
予約・今すぐレッスンどちらにも対応
CAMBLYのレッスンのはじめ方は主に2つです。
- 事前に予約して時間が来たらはじめる
- 待機している講師に話しかけて、その場ではじめる
事前に予約したい人、予約せずに空いた時間にレッスンを受けたい人。どちらのニーズにも対応しています。
講師のキャンセルは多い?
CAMBLYのデメリットを上げると、ネイティブの性格的なものか、時間や約束に関しては、ルーズな面が見受けられることです。
レッスン直前でのキャンセル、ドタキャン、数分遅れて現れるなどは日常茶飯事でした。私の記憶では、時間通りにレッスンがはじまった記憶は、ほとんどありません。
対して、フィリピン人講師はとても真面目です。キャンセルも遅刻も、滅多にありません。
状況は改善されつつある
ただ2023年の4月より、レッスンが遅れて始まっても、時間通りに終わるという仕様に変わりました。これに伴い、講師が時間どおりに現れるようになったので、どこまで定着するのか、注視したいところです。
またドタキャンがあっても、常にたくさんの講師が待機しています。待機している講師と、すぐにレッスンをはじめることができるので、私はあまり問題ではないと考えています。
CAMBLYの体験はこちら
サンフランシスコ発のオンライン英会話「Cambly」の体験談 投稿日:
サンフランシスコ発のオンライン英会話「Cambly」の体験して、感じた特徴・メリット・デメリットをまとめました。Camblyは、ネイティブ講師と話せ、レッスンプランを自由にカスタマイズできるのが特徴のスクールです。ネイティブ用のオンライン英会話をお探しなら、是非ご覧ください。
NativeCamp
1日2レッスン以上受けるならコスパ最強
NativeCampと言えば、「レッスン回数無制限」。1日何レッスン受けても月額料金は一定です。1日2レッスン以上受ける予定であれば、まず検討したいスクールです。
レッスンは予約不要
NativeCampを選ぶなら、予約せずに待機している講師とレッスンをはじめるのがおすすめ。事前に予約することも可能ですが、別途料金が必要になるからです。
日々の帰宅時間が読めない人など、事前に予約するのが難しい人には嬉しいシステムです。他の受講生も、予約せずにレッスンを受けるので、事前に講師を確保されることがないからです。
無料体験7日間
多くのスクールが、1~2回の無料体験を用意しています。しかしNaticeCampの無料体験は7日間。無料体験中もレッスン回数は無制限なので、7日間無料でレッスンが受け放題になります。
1~2回では、スクールの特徴は分からないかもしれませんが、7日間受け放題であれば、NativeCampを堪能できるでしょう。
講師のレベルには期待できない
NaticeCampのデメリットですが、講師のレベルには期待できないと思いました。あくまでも私の感想ですが、講師というよりは、ただ外国人と話すという印象でした。
レッスン回数無制限という超リーズナブルな料金で、講師の質に期待するのは、難しいと思います。ただ、学校の授業的なものより、フリートークやディスカッションを考えている人には、問題もないように思います。
ネイティブは別料金
ネイティブキャンプという名前から、ネイティブと話せることを想像するかもしれません。しかし実際は、通常料金で話せるのは、ノンネイティブの講師です。
ただ「ネイティブ受け放題オプション」を申し込むことで、ネイティブも受け放題になります。月額は、9,800円高くなりますが、それでも1日2レッスン以上受けるなら、他社よりも料金は圧倒的に安いです。
NativeCampの体験はこちら
話題のオンライン英会話「NativeCamp」を利用してみて 投稿日:
話題のオンライン英会話スクール「NativeCamp」を実際に一週間利用した体験談。NativeCampは、他社とはきっちり差別化されていており、メリット・デメリットが分かりやすいスクールです。NativeCampのメリット・デメリット、合う人・合わない人についてまとめました。
QQEnglish
講師は国際資格を持つ正社員
オンライン英会話の講師の多くは、本業の合間にレッスンを提供する副業講師です。それ故、料金が安いというメリットがあるのですが、講師のレベルや稼働率は安定しません。
いっぽう、QQEnglishの講師は、全員が国際資格を持つ正社員の講師です。全員が正装して、オフィスからレッスンを提供しています。回線が不安定だったり、周囲の雑音や、環境が気になることはありません。
講師の予約が取りやすい
副業講師の場合、稼働率が安定しないため、在籍講師数にばらつきがあります。また多くのスクールでは、一回分のレッスンしか予約ができない仕組みを採用しています。これらが原因で、講師の予約が取りにくい、というデメリットがあります。
QQEnglishの講師は正社員なので、稼働率が高く、たくさんの講師が在籍しています。さらに2週間先まで、何レッスンでも予約することができるので、講師の予約に困ることはほぼありません。
R.E.M.Sやカランメソッドを提供
中級者の場合、一般的なレッスンでは満足できず、より難易度の高いレッスンを望む人も多いでしょう。QQEnglishでは、R.E.M.Sやカランメソッドといった、中級者以上向けのレッスンも提供しています。
特にカランメソッドは人気で、認定校以外はレッスンを提供できないので、カランを目的にQQEnglishに入会する人も少なくありません。
R.E.M.Sやカランメソッドについては、公式サイトをご覧ください。
講師は全員フィリピン人
QQEnglishの講師は、全員フィリピン人です。フィリピンでは、英語を第二言語としており、学校の授業も母国語ではなく、英語で行われることもあり、幼い頃からずっと英語を話しています。
QQEnglishの講師は、英語が得意なフィリピン人の中でも、さらに優秀で国際資格保有者のみ採用しているので、英語を教えるという面においては、多くのネイティブ講師よりも長けていると私は思います。
しかし英語を母国語として、使ってきたネイティブに、教わりたいという人は多いでしょう。ネイティブにしかないメリットはあるので、それも理解できます。
ネイティブ講師を希望される方は、QQEnglishは選択肢には入らないでしょう。
QQEnglishの体験談はこちら
オンライン英会話「QQEnglish」の体験談 投稿日:
オンライン英会話「QQEnglish」の体験談です。講師は国際資格TESOLを保有、人気の「カランメソッド」の認定校。多くの教育機関への採用実績を持っています。メリット・デメリット、向く人・向かない人など、QQEnglishの特徴について説明致します。
料金比較
月額料金 | 回数 | 一回あたり | |
---|---|---|---|
CAMBLY | 12,595円 | 21回 | 600円 |
NativeCamp(ノンネイティブ) | 6,480円 | 30回 | 216円 |
NativeCamp(ネイティブ) | 16,280円 | 30回 | 543円 |
QQEnglish | 10,980円 | 30回 | 366円 |
今回紹介した3スクールの料金を比較しました。NativeCampは、1日1回のレッスンでも一番安いですが、無制限に受けられるので、レッスン回数を増やすほどさらに割安になります。
※CAMBLYは、定期的に開催されている1年払い50%OFFのセールで、年間契約した時の料金になります。
まとめ
今回は、中級者以上におすすめのスクールを3つ紹介しました。
まとめると、
- ネイティブ講師希望で、質ならCAMBLY
- ネイティブ講師希望で、量ならNativeCamp
- 英語のやり直しにきっちり学びたい人や、より高度なレッスンを受けたい人はQQEnglish
が良いでしょう。
とはいえ、これらは全て私が感じたことで、人によって感じ方は違うでしょう。まずはこの3つのスクールを体験し、自分の目で確かめることをおすすめします。