今回は、初心者におすすめのオンライン英会話スクールを3つ紹介します。
おすすめする理由、メリットだけでなく、デメリットなど、詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
- QQEnglish
- レアジョブ
- DMM英会話
なお、私が考える初心者は、”英語の読み書きはある程度はできるけど、英語で会話をした経験が少ない”という方です。これについては、私の独自的な判断になり「英語の初心者を超初心者」、「英会話の初心者を初心者」と定義しています。
初心者と超初心者の違いについては、下記をご覧ください。
英会話の「初心者」と「超初心者」の違い 投稿日:
英会話の初心者は、英語が苦手なタイプと、英語による会話が苦手なタイプの2つに分かれます。2つのタイプでは大きな差があり、講師の国籍、スクール、教材や勉強方法なども全く異なります。それぞれの特徴と勉強方法についてまとめました。
目次
スクールを探す前に決める3つのこと
実際にスクールを探す前に、下記について希望を決めておくと、スムーズに進みます。
- レッスンを受ける頻度
- 講師の国籍
- 予算と優先順位
レッスンを受ける頻度
まず決めておくことは、レッスンを受ける頻度です。初心者は、毎日か、週5~6日はレッスンを受けることをおすすめします。
英語を話せるようになるためには、文法・単語などのスキルは必要ですが、それと同じくらい慣れることが必要だからです。慣れるためには、高い頻度のレッスンを、長く続ける必要があります。
講師の国籍
オンライン英会話の講師は大きく分けて、下記4タイプに分かれます。
- ネイティブ
- 日本人
- フィリピン人
- その他ノンネイティブ
初心者には、フィリピン人講師をおすすめします。英語力が高く、指導熱心で、料金もリーズナブルだからです。
ただネイティブ講師を選びたい気持ちは、よくわかります。日本人講師にもメリットがあります。それぞれのメリット・デメリットを考えた上で、ご自身で判断されると良いでしょう。
予算と優先順
もう一つ決めておきたいのは、予算と、予算を超えてしまう場合の優先順位です。
予算を超えた場合に考えることは、次の3つです。
- 予算を増やす
- 頻度を下げる
- 講師の国籍を妥協する
予算を増やせるなら、それで解決なのですが、そう簡単なことでもないでしょう。
その場合、レッスンの頻度を下げるか、より安価な国籍の講師を選ぶかの2つで、費用は抑えることができます。ちなみにネイティブや、日本人は、2.5~3倍くらい料金が高くなります。
私は、レッスンを受ける頻度を下げるのはおすすめしません。講師の国籍よりも、英語を話す時間の方が重要と考えているからです。
初心者はオンライン英会話で英語を話せるようになるのか? 投稿日:
講師の国籍の選び方、初心者の前に立ちはだかる2つの壁への対処法など、初心者からオンライン英会話で英語が話せるようになった筆者の経験をもとにしたアドバイス。
では、初心者におすすめのスクールを3つ紹介します。
QQEnglish
講師の質が高い
QQEnglishのメリットは、何と言っても講師の質の高さです。
通常、オンライン英会話の講師は、本業の傍ら合間に講師業を行う副業講師が主流です。しかしQQEnglishの講師は、全員が英語を教えるための国際資格を持ち、講師を本業とする正社員の講師です。
英語が話せるだけでなく、英語を教えることのプロで、指導熱心です。
予約が取りやすい
また、副業講師の場合、あまり稼働していない人や、長期離脱する人は珍しくありません。良い講師と出会えても、それきりお目にかかれないこともよくありました。
QQEnglishの講師は、正社員なので、稼働率が高いです。休日以外は、1日に16レッスンをこなしています。
さらに多くのスクールでは、レッスンの予約は次回1回分しかでできません。QQEnglishでは2週間先まで何レッスンでも予約が可能です。
お気に入りの講師を何人か見つけて、早めに予約すれば、予約に困ることはほとんどないでしょう。
講師の国籍はフィリピンのみ
QQEnglishの良いところを紹介しましたが、ここからは人によってはデメリットになる点を紹介します。
QQEnglishの講師陣は全員フィリピン人です。日本人講師や、ネイティブ講師を希望する方には、残念ながら選択肢には入らないでしょう。
教材は日本人向きではないかも?
また、実際にレッスンを受けて思ったのですが、教材は日本人向きではありません。日本語はなく、アメリカの学校のテキストを想像してもらうと近いと思います。
それが良いか悪いかは別にして、日本人向けの教材を好まれる方には、合わないかもしれません。実際のところ、私はQQEnglishでレッスンを受けていますが、教材に関しては、この後に紹介する2社の方が魅力的に思います。
レアジョブ
確立された教育システム
私はたくさんのスクールを経験しましたが、文法や発音の間違いなど、講師からの指摘はレアジョブが断トツで多かったです。特にレアジョブの講師が意識が高いというよりは、レアジョブではレッスン終わりに、毎回講師からのフィードバックの時間があるからです。
ただ会話を楽しむだけでなく、きちんと学習できる教育システムが整えられています。
質の高い教材
レアジョブでは、最初のレッスンで、講師がレベルを診断してくれます。各教材には、レベルが設定されており、教材選びの参考になります。
レアジョブの教材は、レベル別に体系的にまとまっており、とても分かりやすいです。日本語も使用されておりますし、構成がとても日本人に馴染みやすい教材だと思います。
私が利用していたのは、「実用英会話」という教材ですが、各レッスンに、発音・単語・文法・会話のトレーニングが、バランスよくまとまっていて、とても良い教材でした。
またレッスンの進捗状況を、講師が共有しているので、毎回何も言わなくても続きからレッスンがはじまります。
日本人スタッフのカウンセリング
さらにレアジョブには、入会前に日本人スタッフとのカウンセリングがあります。使用する教材や、英語学習について、日本語で相談できるので、初心者にはとても心強いですね。
講師の予約は取りにくい
ここまでレアジョブのメリットをあげてきましたが、1年以上レアジョブをやって、私が感じたデメリットは、お気に入りの講師の予約がとりにくいことです。
お気に入りの講師を20人以上登録していたのですが、次のレッスンで、誰も予約できないことはよくありました。仕方なく、ほぼ毎回新しい講師を予約していたのですが、毎回自己紹介からはじまることにストレスを感じました。
講師のレベル差はあり
もう一つ感じたデメリットは、講師によってレベル差は結構ありました。若い講師は発音が上手な人が多かったですが、年配の講師はアクセントに癖があると私は感じました。また副業講師のためか、指導に対する取り組み方にも、個人差はあります。
講師のレベル差はどのスクールでもあることで、レアジョブのレベル差は小さい方だと思います。
DMM英会話
教材が豊富で魅力的
私は7年以上DMM英会話を続けましたが、飽きもせず毎日続けられたのは、教材が豊富で面白かったからだと思います。
しっかり学習したい人向けの教材はもちろん、エンタメ色のある教材も日々アップデートされています。特に楽しかったのは、日々のニュースを題材にしたデイリーニュース教材です。
英語を話せるようになるためには、頻度と継続が重要です。続けるためには、レッスンを楽しむことが重要。魅力的な教材は継続につながる、と私は考えています。
講師の国籍が豊富
DMM英会話には、100カ国以上の国籍の講師が在籍しています。いろんな国の講師を選べることも、飽きずに長く続けられた要因と思っています。教材と同様に、楽しむことが、継続につながるでしょう。
また、初心者のうちは、日本人やフィリピン人講師ではじめて、徐々にネイティブやその他の国の講師と話したいという人は多いでしょう。
スクールを変えずに、いろんな国籍の講師を選ぶことができるのも、DMM英会話のメリットです。
単語学習アプリ
語彙力は、英会話の上達に重要です。語彙力ないと、耳が慣れて聞こえるようになっても、知らない単語は意味が分からなず、言いたいことが言えないことも。語彙力が少ないと、会話のリズムが悪くなるのです。
現在は、スマートフォンの単語学習アプリがとても便利です。ただ、よくできているものは、有料のものが多いです。無料のアプリもありますが、レベルは期待できません。
DMM英会話に入会すると、iKnowという有名な単語アプリを無料で利用できます。このアプリのメリットは、単語の意味と、例文を併せて出してくれることです。
講師のレベル差はかなりあり
DMM英会話を長く続けて感じたデメリットは、講師のレベル差です。講師のレベル差は、レアジョブよりかなり大きいと思います。
講師の評価を見ることで、ある程度は判断することはできるもの、多国籍で採用している分、回線や音声が悪い講師にも何度も当たりました。
教育システムはやや弱い
またQQEnglishやレアジョブと比べて、講師からの間違いの指摘、進捗状況の共有など、教育システムは弱いと思います。
会話を楽しみたい人には、とても良いスクールと思いますが、きっちり勉強したいという方には他の2スクールの方が良いかもしれません。
料金比較
今回紹介した3スクールを、毎日1レッスン受けた場合の料金で比較しました。
月額料金 | 回数 | 1回あたり | |
---|---|---|---|
QQEnglish | 10.980円 | 30回 | 366円 |
レアジョブ | 7,980円 | 30回 | 266円 |
DMM英会話 | 7,900円 | 30回 | 263円 |
レアジョブとDMM英会話の価格差はわずかなものですが、QQEnglishの価格は、月額で約3,000円ほど高くなっています。
この価格差は、講師のレベルの違いと思います。レアジョブとDMM英会話が、副業講師を採用しているのに対し、QQEnglishは全員が正社員でオフィスからレッスンを提供しています。
まとめ
今回は、初心者におすすめのオンライン英会話スクールを3つ紹介しました。
講師のレベルや、予約のとりやすさを重視するなら、QQEnglish。教材の質や、フィードバックなどの教育システムを重視するなら、レアジョブ。楽しむことを重視するなら、DMM英会話が良いと思います。
無料体験で比べよう
ただ、これらの意見はあくまでも、私の主観的な意見です。感じ方は人それぞれ違うと思いますので、まずはこの3スクールを無料体験して、ご自身の目で判断されるのが良いと思います。